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アメリカで六つ子の誕生 [インターネット情報]

六つ子.jpg 
  CNN電子版によると、先月、アメリカバージニア州で黒人の夫婦に六つ子が生まれ、順調に育っている。夫婦は17年間、子供を作る努力をした末での初めての子供であった。3人の男の子と3人の女の子である。30週で帝王切開により出産した。それぞれの体重は797グラムから1,332グラムと小さい。母親は既に退院した。赤ちゃんたちはまだ新生児集中治療室にいる。

  以下、「ふたごの話、五つ子の秘密」という本から、多胎児に関する情報を拾ってみた。
   (著者は鹿児島市立病院院長(当時)の武弘道さん。講談社1998年刊)

1 ふたごにかんする基本情報
(1)ふたごの出産率は、世界全体では出産80回に1回であるが、人種によって差がある。黒人が最も多く、次いで白人。東洋人が最も少なく、中でも日本人は最低の部類。

(2)ふたごをはじめとする多胎児の出産は、1975年ころより、不妊症治療に排卵誘発剤が使われるようになり、急激に増加している。増加は二卵性双生児の増加である。

(3)ふたごを生みやすい女性の共通点は、高齢の、体重が重く、背が高く、すでに何人か子供のいる人。

(4)ふたごの出産の場合、単胎児と比べて10倍の率で未熟児が生まれる。

(5)近年のふたごをはじめとする多胎児の増加は、排卵誘発剤のほか、周産期医療(妊娠22週から生後1週までの医療)の進歩で死亡率が低下したことの影響も大きい。

2 日本の五つ子
(1)古くから五つ子、六つ子が誕生した記録はある。しかし、そのうち一部にせよ、新生児期を過ぎて育つケースはまれであった。ましてや全員がそろって育つことはなかった。

(2)しかし、この本が出版された1998年時点で、全員がそろって育った事例として1976年、1980年、1981年に生まれた五つ子3例を挙げている。
   (現在は、それよりも増えている)

(3)1976年ならびに1980年の五つ子はいずれも鹿児島市立病院で生まれた。これらの出産は日本全体に五つ子フィーバーを巻き起こした。

3 幸せとはならなかった五つ子の例
(1)1934年にカナダで生まれた五つ子は、全員女の子でしかも全員そろって元気に育ったので、世界中から注目された。

(2)カナダ赤十字は、このディオンヌ姉妹のためだけに家の近くに病院を建て、数人の看護婦や雑用係を雇った。隣のアメリカからだけでも3百万人の見物人が押し寄せた。
 
(3)五つ子の父親は、五つ子の写真、コマーシャル、映画出演などでお金を稼ぎ、大変なお金持ちになったという。

(4)その後、二人は亡くなり、残った三人も自分たちを見世物ににした父親を大人になってから憎んだ。母親も、結局、12人もの子供を産み、一人一人に愛情を注ぐ暇もゆとりもなかった。三人は、アル中になったり、神経症を病んだりして苦しんだ。

(5)日本の五つ子の親は、このディオンヌ姉妹の失敗事例を参考に、マスコミに子供たちがつぶされることのないよう配慮して育てた。

中国の食糧戦略 [インターネット情報]

中国 米.jpg

  *アメリカの経済雑誌「FORTUNE」最新号に拠る。

  中国は1959年から1961年にかけて人類史上最悪の飢饉を経験した。
  3千4百万人が餓死したと推定されている。

  こうした経験から、中国政府にとり14億人近い人口の食料を確保することは最重要課題の一つである。

1 食料確保対策
(1)穀物備蓄
  中国は現在、米、麦、トウモロコシなどを備蓄しており、その備蓄量は世界最大である。
  国際連合は、各国に年間消費量の17%を備蓄することを推奨している。
  しかし、アメリカは世界最大の穀物輸出国であり、政府備蓄は一切ない。
  中国は、年間消費量の45~60%の政府備蓄があるとみられている。
  (日本は米、小麦については15~20%程度)

(2)世界的な農化学メーカーの買収
  中国化工集団が、スイスの農化学メーカー、シンジェンタ(SYNGENTA)を430億ドル(4兆7千億円)で買収しようとしている。
  シンジェンタは、高度な殺虫剤や除草剤では世界のトップメーカーであり、種子の生産では世界第三位である。
  この買収は、中国企業の買収としては金額的に既往最高となる。
  
2 農化学メーカーの寡占化
  近年、農化学メーカーの大型買収が相次ぎ、寡占化が進行している。
  <買収する企業> <買収される企業> <買収額>
   ダウ・ケミカル  デュポン    600億ドル(6.6兆円)
   ベイアー     モンサント   660億ドル(7.2兆円)
   中国化工集団   シンジェンタ  430億ドル(4.7兆円)

  種子の生産では、この3グループで世界の50%のシェアを占めることになる。

3 豊かになる中国
(1)中国社会が豊かになるにつれ、穀物の確保だけでは十分ではなく、たんぱく質の確保が必要になる。中国のたんぱく質源は豚肉である。中国は世界の豚肉の50%を消費している。

(2)人々が肉食をする場合、穀物を直接消費するのに比べ3~4倍の穀物を必要とする。このため、社会が豊かになるに従い、ますます穀物の消費量が増えることになる。

(3)中国の食料政策の目標は、もはや人々を飢えさせないようにするということではなく、所得の上昇に見合う豊かな食料を提供することにある。それが満たされなければ人々の不満が高まり、体制への影響も危惧されることになる。

(4)中国は世界全体の19%の人口を抱えているが、農耕可能面積は世界の7%にしか過ぎない。こうしたなかで、より豊かな食料の安定供給を迫られている。

4 国内農業生産の問題点
(1)中国の農業生産の効率は、これまで化学肥料や殺虫剤の過剰使用により引き上げられてきたが、それでもまだ充分に高くはない。しかも、化学肥料などの過剰使用は土壌や水質の悪化といった環境への悪影響をもたらしている。

(2)農業生産の効率向上の決め手は遺伝子組み換え技術を使用した種子の使用であるが、中国では消費者の拒絶反応が強い。遺伝子組み換え技術を利用した米やトウモロコシの輸入は依然として認められていない。中国化工集団によるシンジェンタの買収は、この面でも問題解決の糸口となるかもしれない。

グーグル・ホームなどの音声アシスタントデバイス [インターネット情報]

google echo.png
<グーグル・ホーム>


  * アメリカの新聞「USA TODAY」から

  家庭用の音声アシスタントデバイスがアメリカで人気を集めている。
  今年中にアメリカでは、最低月に1回は音声アシスタントデバイス使う人が3,560万人に上るであろうといわれている。

  いくつかの会社が製品を出しているが、先頭を行くのはアマゾン・エコーで、約70%のシェアを占めている。アマゾンは先週、最新モデルとして7インチのタッチスクリーンビデオカメラを加えた「エコー・ショウ」の発売も始めた。
amazon echo.jpg

  グーグルは昨年10月、グーグル・ホームの発売を始めた。グーグル・ホームのシェアは24%となっている。

  これらはいずれも外部からの音声を認識して、回答などを音声で返すためのAI(人工知能)を搭載している。
  アマゾン・エコーはALEXAというAIを、グーグル・ホームはASSISTANTというAIを搭載している。
  また、マイクロソフトは先週、CORTANAというAIを搭載した音声アシスタントデバイス、INVOKEを発表した。アップルも来月、音声アシスタントデバイスを発表すると予想するものもいる。

  AIを搭載した音声アシスタントデバイスは、ハンズフリーの電話や音楽を聴くことはもちろん、子供の宿題のお手伝い、買い物リストの作成、更新、室内ライトの点灯や温度管理などもできる。
   
  会話形式の流れるような情報提供も可能だ。
  以下は、GOOGLE  ASSISTANTのサイトで表示されてる会話例だ。

・・・・・・・・・・
ユーザー:今夜上映している映画は何?
GA:こんな映画がやってますよ(上映中の映画リストを表示)

ユーザー:今回は子どもたちを連れて行きたいんだけど
GA:Ok、家族向けならこんな選択肢があります(上映中の子供向けの映画リストを表示)

GA:どの映画のチケット4枚にします?(ユーザーの家族構成を把握し、行動を促す)
ユーザー:そうだね、Jungle Bookにしよう
GA:完了。The Jungle Boolのチケットを4枚取りました。コードを入り口で見せてください。楽しんで!(最寄りの映画館で使えるQRコードを表示)
・・・・・・・・・・・・


  なかには、音声アシスタントデバイスを買わなくても、GOOGLE ASSISTANTを搭載しているグーグルの電話、PIXELがあれば十分という人もいる。

  しかし、昨年末末までに約1千万台の音声アシスタントデバイスが購入された。今年はさらに1千5百万台から2千万台が売れるだろうと見込まれている。

  もっとも、購入者がそれらを十分に使いこなしているわけではなく。ある調査によると3分の1は毎日何回も使用しているが、3分の1は週に何回か、残りの3分の1は週に一度しか使用していない、という結果が出ている。

  なお、自閉症の子供が音声アシスタントデバイスと会話をすることにより、表情が明るくなったという声もあった。

ガボール・パッチによる視力回復アプリ [インターネット情報]

老眼.png
  ガボール・パッチという映像を見る訓練を行うことにより視力が改善するというアプリが注目を集めていると、ニューヨークタイムス紙の電子版が報じている。

<ガボール・パッチ>
ガボールパッチ.png
  
1 脳に働きかける
(1)このアプリは、特に老眼で細かい字が見えにくくなった人に有効と言われている。

(2)老眼の最も大きな原因は、眼のレンズの役割をしている水晶体の機能が加齢によって衰え、弾力性がなくなるため。しかし、このアプリによる訓練は水晶体の機能を改善させるものではなく、脳の機能を向上させるもの。いくつかの研究で、この訓練の有効性は実証されている。

(3)研究者は知覚を使ったこの訓練法がどのようなメカニズムで老眼を改善するか正確には分かっていない。しかし、視覚情報を処理する脳にそれを解くカギがあると考えている。

(4)視覚情報の処理では、まず、目を通してイメージの原データが取り込まれる。次いで、脳にあるいくつかの神経組織が、それを形や色のような特徴として処理する。脳はそれらの特徴を椅子、顔、文字といったような認識可能な像形として構成する。

(5)平均的には、脳はこの作業を0.25秒ほどで行い、次の文字または言葉に移る。視覚情報の処理時間は乱れた情報、不鮮明、微細さなどにより余計に必要になり、像形を形作り、理解する障害となる。このため、知覚を使った訓練により像形を形作る能力を強化し、スピードアップすることは、幅広く視覚機能を向上させることにつながる。

(6)大人の脳でもこうしたことが可能であるというのは驚くべきことである。脳の処理機能を変化させ新しいスキルを獲得する能力は、主に幼少期に発現する。しかし、視覚など一部のスキルについては、脳は通常考えられているよりも、適応性があるようだ。

2 視力回復アプリ「GLASSES OFF」
  (ニューヨークタイムス紙の記者がアプリを試してみた感想)
(1)この訓練は長く、努力を要するものだ。最初は面白いと思った。多分、初めての経験だから。しかし、数週間経つと単調な作業に尻込みするようになった。ただ、数か月の後、アプリのレポートでは、訓練を開始した時より3分の1の大きさの活字を、かなりより早く読めるようになった。アプリによると、訓練後の私の視力は私の年齢より10歳若い人と同じということだった。私は、この訓練はやる価値があったと結論付けた。

(2)ただ、アプリは安くはない。第一段階のプログラムの3か月間の利用料として24.99ドル(2,750円)を支払った。それを終了したところで、年間の利用料として59.99ドル(6,600円)を支払って機能保持訓練へ参加することについて案内を受けた。

(3)この訓練プログラムに参加するのは一つの有力な選択肢ではあるが、結構大変な作業であることと費用を考えると、老眼鏡を購入するという選択肢も今後とも残っていくだろう。
  

女性の社会進出 [インターネット情報]

nursery sweden.png
  <参考資料> 「女も男も生きやすい国、スウェーデン
          三瓶恵子著 岩波ジュニア文庫
IMG_20170328_0001.jpg

  世界幸福度ランキングで日本は51位と低い。
  男女平等が進んでいないことがその一つの理由。
  同ランキングで10位のスウェーデンと比較してみると・・・

1 女性の社会進出
(1)就業率
    男性では、日本81%、スウェーデン82%と差が少ない。しかし、女性では、日本62%に対し、スウェーデン77%と15%の差がある。日本では、育児に忙しい年代で就業率が下がる。

(2)女性管理職の比率
    日本は11.2%であるのに対し、スウェーデンは35.4%。日本はまだまだ女性管理職の割合が少ない。

(3)女性議員の比率
    日本では、国会議員で13%、県議会議員で9%、市議会議員で13%なのに対し、スウェーデンではそれぞれ44%、48%、44%となっている。日本で女性議員の比率が高まらない要因は、政党が男性中心で構成されていることもあるが、女性自身が投票行動において女性議員を増やそうという意思を示していないということにもよる。

2 男女間賃金格差
(1)賃金格差
    日本では、女性の賃金は男性の74%。これに対し、スウェーデンでは86%。格差がないわけではないが、日本よりは少ない。

(2)短時間労働者の割合
    女性就業者全体の中で、労働時間が週30時間未満の短時間労働者が占める比率は、日本が36.2%であるのに対し、スウェーデンは18.4%。日本では、短時間労働者が多いことが賃金格差の一つの要因となっている。

(3)パートタイム労働者の賃金水準
    フルタイム労働者に対するパートタイム労働者の賃金水準は、日本が56.8%に対し、スウェーデンは83.1%。スウェーデンでは、パートタイムとフルタイムの差は単に労働時間の差で、待遇面の差はない。これも男女間の賃金格差の要因の一つとなっていると考えられる。

3 スウェーデンの保育園事情
(1)育児休暇
    子供が1歳になるまでは育児休暇を取得する。この間は給与の80%弱が支給される。なお、育児休業手当の受給者のうち25%は男性である(男性も育児休暇を取得する)。

(2)保育園
    1歳から6歳までは保育園に通わせる。この年代の児童の88%が保育園に通っている。保育園の一クラスの平均人数は16.8人。

(3)待機児童
    スウェーデンでは待機児童は原則ゼロ。保育園は希望者の全員を受け入れる義務がある。必要な費用は国から支給される。

(4)保育園の費用
    保育料の自己負担額の上限が定められている。子供一人目が世帯収入の3%、二人目が2%、三人目が1%となっている。金額平均では、それぞれ16,977円、11,314円、5,663円。これを上回る部分は国が負担する。
    
  * スウェーデンは消費税25%の高負担高福祉の国。
    しかし、医療費、大学、給食費などすべてタダ。
    子供を保育園に預けて、安心して仕事を続けられる。
    男女平等もしっかりと根付いている。
    

睡眠の役割 [インターネット情報]

睡眠不足.jpg
 アメリカの週刊雑誌「タイム」の最新号で、睡眠の役割についての記事を掲載してる。

1 睡眠と健康
(1)短い睡眠は脳、心臓、免疫システムなどほとんどすべての主要臓器を傷つける。
充分な睡眠をとらないことは、我々が取りうる最も不健康な行為である。不規則あるいは短時間の睡眠は、早死につながるような病気、例えば心臓病、糖尿病、高血圧、肥満などをもたらす。

(2)睡眠不足は、喫煙、極端な食事不足、運動不足などとともに、早死のリスク要因となっている。睡眠はこれまでに食事、運動とともに健康の三大要素と思われてきたが、現在は睡眠が脳や身体の健康にとって最も重要な要素と考えられている。

2 アメリカの現状
(1)このように睡眠の重要性がが明確であるにもかかわらず、アメリカ人は1世紀前に比べ、睡眠時間が2時間少なくなっている。

(2)技術革新による昼夜を問わない仕事環境やソーシャルメディアより、アメリカの成人の3分の1は推奨される1日7時間の睡眠時間に達していない。40%は日中に眠気を感ずる。10代の若者に限れば、推奨される8.5時間の睡眠時間を取っているのは15~30%にしか過ぎない。人間の寿命は過去1世紀、薬や医療技術のおかげで伸びてきているが、睡眠不足が響き、今後は伸び悩むかもしれない。

(3)多くの人が、睡眠を時には減らしてもかまわないものと考えているが、その考えは危険であり、また賢明ではないことは明白である。睡眠の変化は身体のシステム全体を変化させ、睡眠のすべての状況が身体や脳の全体に影響を与える。このため睡眠不足は病気や早死の原因となる。

(4)健康に気を使い、煙草を吸ったりジャンクフードを食べたり決してしない人も、夜の睡眠についてはあまり考えない。睡眠を義務的なもので、1日の中で最も非生産的なものと考える人がいまだに少なくない。

3 不十分な睡眠と脳への影響
(1)不十分な睡眠は脳に対して悪影響をもたらし、アルツハイマー病を含む痴呆症や、うつ病などの情緒不安定、あるいはPTSD(心的外傷後ストレス症候群)を引き起こす

(2)大規模な調査研究の結果、長寿に最も適した睡眠時間は7時間であるとされた。6時間以下あるいは8時間超の人は、より早く亡くなるという結果であった。7時間というのは平均的な成人男性についての数字であり、高齢者はそれより少なく、また若い人はそれよりも多い時間が必要となる。

4 睡眠の機能
(1)寝ている間に脳で起こっていることが人間の生存に大変重要なものであることが分かってきている。睡眠の基本的な機能は、脳から蓄積されたごみを掃除することとされている。睡眠中、身体が休息していても、脳では多くのことが行われている。電気信号を伴った神経拍動が一定のリズムで脳の表面を流れる。

(2)脳は、ホルモン、酵素、たんぱく質などのバランスが大きく崩れていないか確認するためのチェックを行う。また、問題を引き起こすような有害物質を排除するための液体が流れるよう、そのスペースを脳の中に確保する。夜間のこのような清掃機能がなければ、危険な有害物質が健康な細胞を傷つけ、相互に通信する機能を妨げる。有害物質は短期的には、記憶の組成や、考えを筋道立てて構成する能力を妨げる。長期的には、睡眠の欠如は脳細胞の老化を促進し、アルツハイマー病のような病気を引き起こすなど、より深刻な結果をもたらす。

(3)睡眠は、受け身の状態fではなく、分子レベルでは極めて活動的な状態である。日中、脳はエネルギー資源を使用して、神経を動かす。夜は、スイッチを入れ、睡眠中の脳が代謝上の休止時間を利用して清掃作業を行う。

(4)睡眠が記憶することにとって重要であることは以前からわかっていた。しかし、睡眠、特に深い睡眠の間に、脳が一日の事柄を組織的に再構成するばかりではなく、これらの記憶の感情を処理する。睡眠中に記憶が格納されるとき、恐れ、悲しみ、怒り、喜びといった感情が取り除かれる。
すべての事柄や経験をそのすべての側面や感情とともに記憶することは、健康的でも効率的でもない。

(5)記憶の客観的な部分と感情的な側面を分離することは、それを追体験せずにその経験を思い出すことを可能にする。我々は記憶するために眠り、忘れるために眠る。これは夜間の治療である。この種の処理には時間がかかる。この処理は深い質の良い睡眠の時に行われる。短い睡眠や何らかの阻害要因による質の悪い睡眠では、このような感情を分離する処理は行われにくい。

(6)PTSDはこの処理がうまくいかないことによって起る。また、不十分な睡眠はうつ病、双極性障害、精神分裂病など数多くの精神病の引き金となる。継続的な、質の良い睡眠は、心の病を抱える人たちの健康に直接、働きかける。

5 ストレスと炎症反応
(1)ストレスは老化を加速する要因であり、充分な睡眠をとっていない身体はストレスを受けているのに似ている。脅威が実際には危険なものではなくとも、感知した脅威に対して過敏に反応してしまう。ストレスが強まると、血圧が上昇し、呼吸が浅くなり、心臓の鼓動が早くなる。これらの反応は、身体が実際に脅威に直面しているときには有効である。しかし、実際にはそうではない場合に臨戦モードにあることは炎症反応など数多くの不健康な状態を引き起こす。

(2)炎症反応はけがや細菌の侵入に対する防御システムである。しかし、慢性的な炎症反応はがん、認知力の低下、心臓病、糖尿病のほか、慢性的な痛みを引き起こす。そして、慢性的な炎症の主要な要因の一つが睡眠の不足である。

長寿のためのいかがわしいアイデア [インターネット情報]

不老不死.jpg
  アメリカの週刊誌「タイム」の最近号に、長寿を得るために古来考え出された多くのアイデアが紹介されている。

<紀元前6世紀> インドのサンスクリット医学書に、長生きしたいものは木の根の粉、金、はちみつ、バターを混ぜたものを摂取すべし、と書いてある。

<紀元前133年> 中国の錬金術師は皇帝に対して、水銀の原鉱で作った金を使用した道具で食事をするように薦めたが、それは水銀硫化物の中毒になりえるものであった。

<紀元前1世紀> エジプトのクレオパトラは若々しい美しさを保つため、ロバのミルクで入浴した。

<300年頃> 中国の道教信者にとって、長寿のための理想的な食事は、香料、野菜のほか、亀、鶴の卵など長寿の生き物に関するものであった。

<13世紀> 哲学者のロジャー・ベーコンはその著書で、ワインのほか、金、真珠、サンゴ、牡鹿の骨を混ぜて作った粉を飲むことや、毒蛇を食べることを推奨した。

<1489年> ある哲学者は、老人は若返りのために青年の血を飲むことを提案した。時のローマ法王がこれを試したが、すぐに亡くなってしまった。

<16世紀> フランス国王のある愛人が、若さを保つため金の塩化化合物と ジエチル・エーテルを混ぜたものを飲んだ。

<1623年> サー・フランシス・ベーコンは、長寿を望む人は、気力を保ち傷みを速やかに回復させる必要があると言い、そのための方法としてアヘンと入浴を薦めた。

<1667年> フランスのある医師は、初めて動物の血液の輸血を実施した。その患者はその後何とか回復した。

<1740年> 菜食主義を唱道した、ある医師は「若いころから水だけを飲めば、100歳まで生きられる」と主張した。

<1796年> ドイツのある医師は、若い女性のそばに横たわり、セックスのためではなく、ただ若い人の近くで眠ることを推奨した。

<1889年> ある生理学並びに神経学の専門家は、犬とハムスターの精液の水分を3週間にわたり自分に注射した。

<1901年> 後にノーベル賞を受賞するロシアのメチニコフは、腸の中の良い細菌を増やすために酸乳の摂取が老化対策として有効と提唱した。(これはいかがわしくはない)

<1921年> チャールズ・デイビスという人は、放射性物質であるラジウムが細胞を活性化する奇跡の薬であり、老化に伴う症状を改善することができる言った。

<1930年> ジオコンド・プロッティという人が、若い人の血液を輸血することにより老人の若返りに成功したと、イギリスの新聞が報じた。

失明の危険 [インターネット情報]

失明  白内障.jpg
  ニューヨークタイムス電子版が「失明」について記事を掲載している。

1 最近の調査結果では、アメリカ人の多くが病気の最も深刻な障害として、四肢、記憶、聴覚、言語力などの喪失よりも上位に視力の喪失を挙げている。視力の喪失は社会からの孤立や孤独をもたらす。転倒、失業、社会的な失敗がついて回る。

2 2015年の報告では全米で、2,370万人が全く見えないか、眼鏡をかけても満足に見ることができない。老年層の増加に伴い、この数字は2050年には倍増するものとみられている。しかし、多くのアメリカ人は視力喪失のリスクとそれを回避する対策について理解していない。最も有効な対策は、毎年または少なくとも2年おきにしっかりとした目の検査をすることである。早期に発見して治療を始めれば、視力へのダメージの多くは除去あるいは軽減することができる。

3 先進国における失明の四大原因は、黄班変性症、糖尿病網膜症、緑内障、ならびに白内障である。老化に伴う他の病気と違い、これらの病気は痛みやその他の初期症状を伴わない。

4 黄班変性症は60歳以上では失明の原因のトップとなっている。黄班変性症には乾燥型と浸出型の2種類がある。乾燥型では黄班にある光を感ずる細胞が徐々に破壊される。浸出型では黄班の奥で新生血管が生長する。黄斑変性症のリスクを下げるためには、禁煙、緑色葉物野菜の摂取、サングラス、特定のサプリメントの摂取などが有効である。外科的治療としてはレーザー手術などがある。

5 糖尿病網膜症は成人全体での失明原因のトップである。18歳以上の糖尿病患者の半数以上にこの症状がみられる。最も効果的な対策は治療により血糖値を基準内に抑えることや、バランスのとれた食事や運動である。血糖値は定期的にチェックする必要があり、また高血圧の治療と禁煙は不可欠である。

6 緑内障は、眼圧の上昇による視神経のダメージによる。400万人のアメリカ人にこの疾患があるとみられるが、半数はそれを知らない。アフリカ系並びにメキシコ系に多く見られる。緑内障の症状を完治させることは難しいが、目薬や投薬、外科手術等により症状を抑えることは出来る。

7 白内障は40歳以上に限ると、失明の最大の原因となっている。通常は透明な水晶体が徐々に濁ってくる病気である。症状が進行すると、ものを明瞭に見ることができなくなる。白内障の進行をおさえるには、サングラス、禁煙、野菜や果物の摂取、血糖値のコントロールが有効である。

8 過去には、白内障の手術は症状が十分進行してから行うとされた時期もあったが、現在は違って、日常生活に何らかの影響があるのであれば手術が行われている。手術は局部麻酔により日帰りで行われる。両方の目に手術が必要な場合は数週間、間を開けて行われる。手術は濁った水晶体を取り除き、透明な人工水晶体を入れる。この手術後は、視力が白内障発症前よりも改善することも多くみられる。

平均寿命が延びる [インターネット情報]

平均寿命.jpg
  CNN電子版が、2030年の国別平均寿命に関する、最近発表された研究結果を報じている。

1 2030年には、女性の平均寿命は多くの国で85歳を超える。韓国が90.8歳でトップとなる。韓国の男性の平均寿命は84.1歳となる。

2 男性の方が女性よりも、喫煙率が高く、またアルコール消費量が多いといったことのため、男女間の平均寿命に差が出ている。しかし、生活習慣の違いが少なくなってくるため、平均寿命の格差も縮小に方向に向かう。

3 これまで多くの研究者が、平均寿命は90歳を超えないと考えていたが、韓国の女性が初めてこの壁を突破すると見込まれる。平均寿命はまだまだ延びると考えられるようになった。

4 欧州の女性では、フランスの88.6歳やスイスの84歳が高い。

5 先進国の中では、アメリカが女性83.3歳、男性79.5歳と最も低い。これはメキシコやクロアチアと同じレベルで、若年層や中年層の高死亡率が影響している。肥満、,自殺さらには交通事故などが原因とみられる。包括的な健康保険制度の欠如も理由の一つとして挙げられる。ほかのいくつかの高所得国にもみられるが、平均寿命が低いのは経済格差が大きいことが理由の背景にある。

6 平均寿命を引き上げる要因は、少ない格差、医療へのアクセス、健康的な食事や習慣など。韓国の平均寿命の延びが目覚ましい理由は、国を挙げての子供栄養摂取改善への投資高血圧や喫煙の少なさ、利用しやすい医療体制など。

7 日本は長い間、長寿国として尊敬を集めてきたが、2030年にかけての平均寿命の延びは他の国に比べ少ない。肥満や高血圧が少ないのには変わりがないが、食事面の欧米化の影響は無視できない。

8 韓国は、生活水準の向上の影響も大きいが、ほかのアジア各国も含めて、欧米の食事習慣が浸透しつつあり、今の若年層が老年層になった時には今のような健康的な食事習慣は失われているかもしれない。

 * この調査結果では、2030年における日本の平均寿命のランクは以下の通り。
    女性・・韓国、フランスに次いで3番目。
    男性・・韓国、オーストラリア、スイス、カナダ、オランダ、ニュージーランドに次いで6番目。

ベトナムの環境汚染 [インターネット情報]

ベトナム魚市場.png
 イギリスの経済週刊誌「エコノミスト」がベトナムの環境汚染に関する記事を掲載している。

1 ベトナム中部の海沿いの町、ドンホイで昨年4月、死んだ魚が大量に海岸に打ち寄せられるという事件があった。政府当局は数か月の調査の後、台湾プラスチックグループにより新設された製鉄所から排出された汚染水が原因であると発表した。

2 この事件で最も深刻な影響を受けたのは漁業者である。地元の人々は汚染が残留していることを恐れて魚を食べなくなった。魚を食べるとしても近海物は避けた。シーフードレストランではチキンやポークを用意するようになった。

3 この環境汚染は観光産業にも痛手となった。ドンホイには世界最大級の洞窟がいくつかあり、世界遺産にもなっている。また、ビーチも美しい。しかし、ビーチも汚染されたのではということで、去年の夏は予約のキャンセルが相次いだ。このため、建設中のホテルやコンドミニアムの工事が中断した。

4 環境汚染はベトナムのほかの地域でも起きている。ダム建設が、米作の中心地となっているメコンデルタ地域に悪影響を与えている。川の流量が減少したため、海水が逆流し、土壌の塩分が増加している。また、ハノイでは刺激臭の強いスモッグに蔽われている。ある調査によると、ベトナムの産業排水の3分の2がそのまま湖や川に流されているとのことである。数多くの村でがんの発生率が異常に高くなっており、鉛を含んだ水道水が原因だろうという報告もある。

5 世界的な環境問題がベトナムに大きな影響を与えるということもある。ベトナムは3,000キロメートルの海岸線を有しており、気候温暖化の影響を受けやすい。今世紀末までにホーチミン市の5分の1は水没するとも言われている。悪天候や洪水は、それより早くに打撃を与えるだろう。

6 ベトナムはベトナム共産党の支配下にあるが、20万人が影響を受けたともいわれる今回のドンホイの環境汚染で政治への影響も出始めている。被害を受けた一部の人々は製鉄所に対して、あるいは裁判所の前で抗議行動を行った。その人たちは、台湾企業が賠償のために用意した550億円は少なすぎるとして裁判に訴える権利を要求した。また、南シナ海の領土問題と合わさり、反中国感情がベトナム全体で盛り上がった。多くのベトナム人がベトナム政府は中国に対して弱腰であると感じている。

7 べトナム共産党は、東ヨーロッパで共産党から民主的な政権への移行が行われたきっかけが環境問題に関する運動であったことをよく承知している。このため、ベトナム政府も近年、環境問題に取り組むようになってきた。包括的な温暖化対策のための法制も施行された。炭素排出量の削減も約束した。しかし、一方では数十の石炭火力発電所の新設計画もあり、整合性が取れていないとも言われている。昨年11月には野生生物保護の会議を主催し、没収した象牙を焼却処分をしたりした。

8 ベトナム共産党が民心を確保し、政権を維持するためには、経済成長を続けることが何よりも重要である。地方政府の有力幹部はハノイが作ったルールを無視する。大手国有企業の行動を規制するのは困難を伴う。司法は反対派の処分には熱心だが、その他のことについてはルール通り行われるかどうかには関心がない。北京がスモッグ対策のために工場の閉鎖や自動車の使用制限に取り組んでいるのとは対照的に、ハノイではスクーターの歩道駐車防止にさえ苦労しているありさまだ。
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