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アメリカサッカーチームの悲劇 [スポーツ]

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 10月10日に行われた、北中米カリブ海地区のワールドカップ最終予選の試合結果はアメリカにとり予想外の悲劇的な結末となった。

 それまでに戦われた9試合での順位は以下の通りであった。
       FIFAランキング ポイント  得失点差
 メキシコ     (14位)  21     +9
 コスタリカ    (21位)  16     +6
 アメリカ     (28位)  12     +5
 パナマ      (60位)  10      -2
 ホンジュラス   (74位)  10      -7
 トリニダードトバゴ(99位)   3   -13
  
 上位3チームがワールドカップロシア大会への出場を確定させ、第4位のチームは大陸間プレーオフでオーストラリアと対戦する。
 すでに、メキシコとコスタリカはロシア大会出場を決めている。

 最終戦の組み合わせは以下の通り。
     アメリカ  対 トリニダードトバゴ
     メキシコ  対 ホンジュラス
     コスタリカ 対 パナマ

 得失点で大分開きがあるので、アメリカは他の試合の結果にかかわらず、勝つか引き分ければロシア大会出場が決まる。
 しかも相手は9試合で1勝8敗の、最下位のトリニダードトバゴ(人口133万人)である。
 万が一負けても、ホンジュラスとパナマがともに負けるか引き分けであれば、3位以内となる。
 アメリカが負けて、このどちらかのチームが勝った場合、アメリカは大陸間プレーオフに回る。

 アメリカが負け、ホンジュラスとパナマがともに勝つという確率はとても低かった。
 しかし、それが起こってしまった。

 アメリカは最下位トリニダードトバゴに1対2で敗れた。
 それまでの9試合で5点しか得点していないチームがアメリカ相手に2点取った。
 最初の点は開始17分に、トリニダードトバゴに入った。
 アメリカの守備陣の信じられないようなオウンゴールであった。
 アメリカの選手がクリアミスをしたボールはループして、アメリカのゴールキーパーの頭上を越え、ゴールに入った。

 トリニダードトバゴの2点目は、40メートルもの遠い距離からの目の醒めるようなシュートがゴールネットを突き刺したもの。
 アメリカは後半早々に1点を返したが、そこまで。
 
 他の2試合でも信じられないことが起こった。
 ホンジュラスが強豪メキシコを3対2で破り、また、パナマがコスタリカを2対1で破った。
 ハーフタイムまでは、メキシコとコスタリカが勝っていた。
 これらの3試合は同時進行で行われていたので、アメリカは前半終了時点で「0-2」で負けていたが、このままいけばワールドカップ出場が決まるはずであった。
 しかし、後半の45分間で、ホンジュラスとパナマがともに2点を取り、逆転した。

 メキシコは、後半にオウンゴールでホンジュラスに1点を献上している。
 また、パナマとコスタリカの試合では、パナマの1点目はぎりぎりでコスタリカの選手がクリアして、ゴールラインを割っていないようにも見える。
 しかし、審判はゴールを認めた。
 コスタリカの選手がクレームしたが、審判の判断は翻らなかった。
 
 こうした結果、第3位はパナマとなり、初めてのワールドカップ出場を決めた。
 パナマ(人口403万人)は、翌日の11日を国民の祝日として、勝利を祝った。
 ホンジュラスは、オーストラリアとの試合に最後の望みを託す。

 アメリカは、8大会連続の出場を逃すことになった。
 コカコーラなどアメリカ企業数社は、多額のお金を支払って、ロシア大会の公式スポンサーとなっている。
 また、テレビの放映権料として、アメリカの某テレビ局は400億円を支払った。
 しかし、アメリカチームの地区予選敗退で、アメリカの人々のワールドカップに対する興味は急降下するのではと心配されている。
 
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アメリカンフットボール [スポーツ]

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 アメリカンフットボールは、見て楽しむスポーツとしてはアメリカでもっとも人気がある。
 2位はバスケットボール、3位は野球となっている。

1 アメリカンフットボールの概要
 アメリカンフットボールは、それぞれ11人のプレーヤーが出て戦う(サッカーと同じ人数)。
 どちらかが攻撃(オフェンス)権を持ち、4回、プレーをすることができる。
 ボールを持ったプレーヤーが相手に止められれば、1回のプレーが終わる。
 4回の間に、10ヤード前進すれば、さらに4回の攻撃権が与えられる。
 守備(ディフェンス)側は、相手の前進を必死にくいとめようとする。
 攻撃側が、だんだん前に進み、敵陣のラインを越せば得点になる(タッチダウン)。
 10ヤード前進できなければ、相手に攻撃権が移る。
 3回目までに10ヤード進めなければ、4回目はボールを敵陣深くに蹴りこむことが多い。

 攻撃側は、ボールを持って走っても良いし(ランプレー)、また、先に走りこむ人にボールを投げてもよい(パスプレー)。
 ランプレーは堅実であるが、相手の守備陣に止められやすい。
 パスプレーは、成功すると距離を大きく稼ぐことができるが、受ける方がボールをつかみ損ねたり。相手にボールを奪われてしまうリスクがある。

 プレーヤーは、攻撃側と守備側、さらにはそのそれぞれのポジションまで専門化している。
 このため、攻撃するときと守備するときで、プレーヤーが全面的に入れ替わる。
 プレーヤーの中で最も重要なポジションは、攻撃側の司令塔となり、かつ、パスを投げる役割を担うクオーターバック。

 1チームのグラウンド上のプレーヤーは11人であるが、攻撃と守備を合わせると22人、さらに控えの選手を含めると46人まで、出場できる。加えて、スタッフも大勢いるので、1チーム100人近くになる。

2 プロリーグ
 プロリーグ(NFL)は32チームがあり、毎年9月から12月にかけて各チーム16試合を戦う。
 その後、1月にプレーオフがあり、2月に行われるスーパーボウルでその年のチャンピオンチームが決まる。
 レギュラーシーズンの、1試合の平均観客動員数は6万7千人で、また、テレビの視聴率も大変高い。
 2020年の東京オリンピックが真夏の8月に開かれることになったのも、アメフトのシーズンを避けてのことといわれている。 

 1967年以降のスーパーボウルの覇者となった回数は、ピッツバーグ・スティーラーズが6回で最も多い。
 ニューイングランド・ペイトリオッツ、ダラス・カウボーイズ、サンフランシスコ・49ersがそれぞれ5回で続いている。

<スーパーボウル>
スーパーボウル.jpg

 昨年の覇者は、ニューイングランド・ペイトリオッツ。
 今年も、ペイトリオッツは強く、アメリカのスポーツ専門週刊誌「Sports Illustrated」は、来年2月4日に開かれるスーパーボウルで、ペイトリオッツがグリーンベイ・パッカーズを31対27できわどく破り、連覇を達成し、優勝回数6回となり、ピッツバーグ・スティーラーズの6回に並ぶ、と予測している。

 ペイトリオッツは、トム・ブラディという全米一のクオーターバックがいるのが強み。

 来年のスーパーボウルに駒を進めると予測された、グリーンベイ・パッカーズは、優勝回数4回の強豪チーム。
 アメリカ中西部ウィスコンシン州で、カナダとの国境に近いグリーンベイ市にホームグラウンドがある。同市の人口は10万人で、NFLのチームのホームタウンとしては最も少ない。
 しかし、ウィスコンシン州はもとより、全米に熱狂的なファンを持ち、NFLのチームの中でも屈指の人気を誇っている。

3 大学リーグ
 カレッジフットボールも大変人気が高い。
 強豪校は10万人規模のスタジアムを敷地内に持ち、1試合平均の観客動員数は8万人以上と言われている。
 「BIg-Ten」というリーグに所属する中西部の大学や、「Pac 12」というリーグに所属する太平洋岸の地域の大学が比較的強い。
カレッジフットボール.png


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スポーツ・イラストレイテッド誌の記事「大谷翔平」 [スポーツ]

大谷翔平.jpg
  アメリカのスポーツ週刊誌「スポーツ・イラストレイテッド」は最新号で、日本ハムの大谷翔平選手を採り上げている。
  同誌は定期購読が3百万部という、大変人気のある雑誌。

1 ベイブ・ルース以来となる両刀使い
(1)大谷が来年、メジャーリーガーになれば、ベイブ・ルース以来の両刀使いとなる。ベイブ・ルースは、投手として通算94勝、生涯打率3割4分2厘、本塁打数714本の記録を持つ大選手。

(2)投手としての大谷を見ると、昨年の1イニング当たりの三振奪取数は1.22個。これはメジャーのホセ・フェルナンデスの1.39個、マックス・シャーザーの1.25個、ジャスティン・バーランダーの1.12個といった一流投手の成績に肩を並べるもの。

(3)打者としての大谷を見ると、昨年の1打席当たりの本塁打数は0.068であり、デイビッド・オルティーズの0.071に次いで高い比率で、本塁打を打った。 
  (オルティーズの生涯通算本塁打数は541本)

2 日本での大谷選手
(1)時速164キロの速球が中心であるが、フォークボール、スライダー、チェンジアップ、カーブも投げる。

(2)大谷の2億7千万円という年俸は、メジャー選手に比べ見劣りするが、広告関係の収入がそれを補っている。

(3)大谷が球団に与える恩恵は、彼の年俸を上回る。球団は53,800席ある札幌ドームを時に満員にする。

(4)彼は気軽にほかの選手とおしゃべりする。彼は外人に附いて英会話の勉強をしている。彼は酒を飲まないので、選手同士の飲み会には参加しない。

(5)球団関係者に言わせると、大谷は殆どお金を使っていない、球団の冴えない寮に泊まり、彼の収入のなかから両親が彼に送金している月1000ドル(11万円)のお金で生活している。彼は球場へは球団が手配するタクシーで行く。

3 メジャーリーグへの移籍
(1)日本でプレーするのは今年が最後の年になるであろう。

(2)大谷が日本ハムファイターズに入る時に、もし大谷がメジャーへの挑戦を希望した場合は、球団はそれを妨害するようなことをしない、という約束をしたようだ。

(3)あるアメリカの野球評論家は、打者としてよりも投手としての可能性の方が大きく、メッツのエースであるノア・シンダーガード(昨年14勝9敗、自責点2.60)に匹敵するとしている。

(4)大谷は、現時点ではどの球団にということは考えていない、と言っている。アメリカンリーグではピッチャーは打席に立たないので、DHで打者として試合に出ることができる。大谷に向いているともいえる。松井秀喜が大活躍したヤンキースは候補チームの一つである。イチローをとても暖かく迎えたマリナーズも考えられる。

4 メジャーリーグ移籍時の契約金額が制限された
(1)昨シーズン後に、25歳以下の海外選手のメジャーリーグ球団への入団については、アマチュア選手の扱いと同じとすると決められた。このため、大谷の場合も入団時の契約金上限は球団により違うが、475万ドル(5億2千万円)から1,000万ドル(11億円)程度にしかならない。更に悪いことには、フリーエージェントの資格を得る期間が6年となる。こうしたことから、昨シーズン限りでメジャーに移籍していた場合に比べると、今回のルール変更は彼にとり1億ドル(110億円)以上のマイナスとなるであろう。

(2)しかし、大谷は、私が現在求めているのは野球をするのに必要なお金を得て、野球を楽しむことだけ、と言っており、問題にしていない。

5 大谷の可能性
(1)これまでに、野茂英雄を筆頭に、100人以上の日本人選手がメジャーリーグに挑戦し、結果は様々であった。イチローのように殿堂入りが有力視される選手や、松井のようにワールドシリーズでMVPになるほどの選手もいた一方、ヤンキースにいた井川のように5年契約で2千万ドル(22億円)の契約であったが2勝しか挙げられなかった選手もいる。

(2)しかし、大谷はメジャーリーグで国際的なスターとしてセンセーションを巻き起こすかもしれない。

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