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持続力 [教育]

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 *以下に拠る。
  「決断力」 羽生善治著、角川ONEテーマ21、2005年刊。

1 才能とは、同じ情熱、気力、モチベーションを持続することである
  確かに個人の能力に差はある。
  しかし、それよりも継続できる情熱を持てる人の方が、長い目で見ると伸びる。
  一瞬のきらめきのある人よりも、さほどシャープさは感じられないが同じスタンスで将棋に取り組んで確実にステップを挙げていく人の方が、結果として上に来ている。

  何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
  報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、それこそが才能だと思っている。

2 子供は「できた!」という喜びが、次の目標へのエネルギー源になる
  将棋道場に通い始めたころ、実力よりも低いところからスタートして、昇級していく楽しみを覚えるよう配慮してくれた。
  将棋に限らず習い事は、自分が少しずつでも進歩しているのが分かると継続できるが、足踏みし、上達しないと嫌になってしまう。
  「上達する」という喜びが、「次の目標」に向かう頑張りの素になる。

3 「真似」から「理解する」へのステップが創造力を養う
  将棋の場合は、他の人の棋譜を並べたり、定跡を覚えるのが一つの勉強法だ。
  しかし、丸暗記しようとするのではなく、どうしてその人がその航路を辿ったのか、どういう過程でそこに辿り着いたのか、その過程を理解することが大切だ。
  ある程度レベルが上がると、すでにできている航路から少し離れたところで見て、自分の航路を考えられるようになる。
  「真似」から「理解する」レベルになると、先駆者の考え方が分かるようになる。
 
  個人のアイデアは限られている。
  何かをベースにして、新しい考えがいろいろ浮かぶ。
  「真似」から「理解」へのステップは、創造力を養う基礎力になる。

4 プロらしさとは、力を瞬間的ではなく、持続できること
  プロとして大切なのは、実力を持続することである。
  実力を維持することを目標としてモチベーションを高めている。
  成績は、その結果として後についてくるものだ。
  成績やタイトルの獲得を目標にしてしまうと、どこかでい行き詰まったり、いつか迷路にはまり込んでしまう。
  
5 知識は「知恵」に変えてこそ自分の力になる
  定跡は、ただ記憶するだけではほとんど役に立たない。
  そこに自分のアイデアや判断をつけ加えて、より高いレベルに昇華させる必要がある。
  定跡を生かすには、情報に溺れるのではなく、まず自分の頭で考えることが先決だ。

6 勝負では、自分から危険なところに踏み込む勇気が必要である
  私は、早い段階で定跡や前例から離れて、相手も自分も全く分からない世界で、自分の頭で考えて決断していく局面にしたい思いがある。
  中盤から終盤にかけて局面が混乱し、複雑な世界に突入する。
  複雑な局面では、私は、局面を何度も整理しなおす。 

  そして、決断する時はたとえその手が危険であっても、分かりやすい手を選んでいる。
  見た目には危険でも、読み切っていれば怖くはない。 


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「新しい学力」 [教育]

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 著者は明治大学の齋藤孝さん。岩波新書の一冊。
 この本では、2020年に予定されている学習指導要領の内容の説明とそれに関する著者の考えが述べられている。

<新学習指導要領の内容>
1 日常生活や仕事などにおいて、各自が直面する課題を解決するために必要な思考力、表現力、判断力等を伸ばし育てる。
2 柔軟な思考力で課題に対応し、自らの発想によって意欲的に道を切り開く人材を育てる。
3 そのために「アクティブ・ラーニング」(活動的で積極的な意識をもって、他者と対話しながら自分の意見を形成していく)という学習方法を採用する。

<著者からの問題点指摘>
1 「アクティブ・ラーニング」を実践できる教師や指導者はいるのか。客観的な評価はありうるか。

2 これまでの伝統的な学校教育はだめだったのか?
 A 学力の国際比較では、日本は欧米主要国より上位にランキングされてきた。
 B これまでも生活綴り方などの国語教育、郷土学習を発展させた社会科教育、実験を重んじた理科教育など、アクティブ・ラーニングに類似した教育が行われてきた。
 C 基本的知識の習得を重視するこれまでの教育方針も大切だ。一方では基本的学問知識を習得し、もう一方では問題解決能力を鍛えていくことが重要で、これは既存の科目構成でも実現できる

3 現代の企業は「学習する組織」であることが求められる。本当に社会で求められる能力とは?
 A 体系的な知識内容を地道に身につける努力とエネルギー
 B 社会生活で求められる知識や技能を身につけようとする素直さ
 C 義務に対してしっかりと応え、新しい使命を遂行する真面目さ
 D 読書、特に古典を読むことが重要。

<私の意見>
1 これまでは授業についていけない生徒が多かった。小中学校から能力別の指導を行うべき。それにより能力のある生徒はより高いレベルの学習をすることができ、一方、能力の劣る生徒も基礎的な知識をよりしっかりと習得できるようになる。能力に応じたクラス分けやクラス内での個人指導を強めるべきだ。

2 教師のレベルアップを進めるべき。能力のある生徒を指導する教師と、能力の劣る生徒を指導する教師とを区分けしても良い。どちらも簡単ではなく、上下関係はない。また、社会人になっても学習を継続する意欲と困難に挑戦する気持ちは重要だが、多くの教師もそういう気持ちを持つべきだ。    

「まいにち中国語」 [教育]

14791076314881335795344.jpg  今年の4月からNHKのラジオ講座「まいにち中国語」を聞いています。実際にはインターネットのNHKの「マイ語学」というサイトを利用しています。これは大変便利はサイトで、1週間分の講座を自分の好きな時間に何度でも聞くことができます。中国語を勉強したいという気持ちは以前からあったのですが、英語で語学を勉強することの難しさを実感していましたので、なかなか中国語には手が出ませんでした。しかし、今回、中国のことをもっと理解したいという気持ちが強くなり、中国語の勉強を始めることに踏み切りました。近年、中国は軍事的には脅威となってきていますが、紛争を避けるためにはお互いが相手の国のことをもっと理解する必要があります。憎みあうことからはいい結果は生まれません。何年かかるかわかりませんが、中国の人と話したり、中国語の本を読めるようになればうれしいと思います。
 ただ、NHKの語学講座が英語に偏重していることが気になります。ラジオ講座では、英語は10種類の講座があるのですが、中国語は2種類だけとなっています。これも日本の教育が英語の勉強に偏っていることの反映なのでしょうが、それだけにNHKはもっと中国語に力を入れるべきと思います。

「語彙力こそが教養である」 [教育]

1477828980857-2113398996.jpg  齋藤孝さんが書いた角川新書の1冊。優れた言葉の使い方やその大切さ、あるいは習得方法を教えてくれる。年代にかかわらず読まれるべき1冊と思われる。私の経験では、時と場合に応じて適切な日本語を使うことは社会人として大変重要。単に難しい言葉を使えばよいとは思わないが、話すにしても、文章を書くにしても、言葉の品格や気持ちの込め方が予想以上の効果を発揮することが少なくない。この著者が書いているように、たゆまぬ努力が必要になる。なお、この本では著者自身が読んで役に立った本を数多くリストアップしており、読書案内にもなっている。その中で、「ミステリーの書き方」、「福翁自伝」、「スターリンのジェノサイド」など、何冊かを読んでみたいと思った。

中国語は難しい? [教育]

1476145578074-2113398996.jpg 今年の4月から中国語のラジオ講座を聞いています。インターネットで1週間分を自分の好きな時間に聞くことができます。聞き始めて6か月が経ちますが、なかなか言葉を覚えることができません。特に発音をしっかりと覚えるのが難しい。散歩のときも単語帳を片手に暗記に勤めています。当面は中国語検定試験4級の合格が目標です。中国語を勉強することにした動機は、以下の通りです。
1 衰え行く自分の脳の活性化
2 中国人観光客を中国語で手助けしたい
3 中国のことをもっと理解したい
などです。日本人の中国人に対する好感度はあまり高くありません。領海侵犯などのニュースにいらだつ人も多いと思いますが、平和的に共存するためには、一般の人々がお互いに理解を深め仲良くなることが大事だと思います。軍備も必要かもしれませんが、それだけでは紛争を避けることはできないと思います。